『冬の終わり,月明かりの小夜に』 - セレナーデ(小夜曲) への思入れ

この文章は Andante con grazia に掲載されている記事 "冬の終わり,月明かりの小夜に" についての Note です.

はじめに

こんにちは.秋乃穂波です.
早速ですが,今回の Blog,非常に恥ずかしいです.
なーにが

いつかは本当の「月明かり」を見てみたいな.
冬の終わりの,最後とばかりに冷え込んだ日に.
震えるくらいに,空気の済んだ夜空の下で.

じゃ.
と,自分でもツッコミを入れておきましょう.
そうしたら許されるとか思ってる訳でもないですが.

さて,こんなメンがヘラったような文章を書いたのは
"本気で '月が綺麗だな' と思ったから"
なのですが,なぜここまで意味の分からない文章になったのか.
そちらについて,色々と弁解させて頂きたい.

この文章は伝わる人に伝わればいいやと思った

私は作家じゃないです.
そりゃ,作家と同じように,書いた作品は多くの人に届けたいし,"いいな" とも思ってもらいたい.
けれど,別に,この文章が多くの人に受け入れられなくたって死にはしません
だから,今回は特定の層に, "いいな" と思ってもらえるだけで良かった.
むしろ,これだけの分量しかない文章で,分かってくれる人たちに "いいな" と思ってもらいたかったのです.
まあ,流石にそれは横暴な気もして,こうして解説のようなものを書いているのですが.

では,何が分かればこの記事が読めるのか.
(読めても文章が上手いとは言えないことを残念に思いたくない人は首を突っ込んでいただかなくても良いです)
おそらく,以下の 1 点のみ.
Serenade(セレナーデ) とは.

Serenade(セレナーデ)

Wikipedia でも引用しようかと思っていましたが,まどろっこしいので自分で.

Serenade は日本語で 小夜曲
(メンがヘラってるタイトルはここから来ています)

小夜曲.辞書で調べると
'さよ-きょく'
と区切られていたりしますが,小夜という日本語はあまり聞き慣れない上,辞書で調べたら '夜' とあまり変わらなさそう.
むしろ,私は小夜と聞くと,ああ,小夜曲の小夜ね.と思うくらいです.

あ,'しょうや' じゃないですよ.'さよ' です.まあ,実際はどちらの用法もありそうですが.

実は
Nocturne (夜想曲) とかあるから夜曲じゃわかりづらいでしょ?
ああ,歌曲と聞き間違えるかもね.
'小' ってつけとこうよ.
くらいのノリで付けられたのではないかという説が私の中にはある.
そのくらい,なぜ小夜曲と訳されたのかは分かりません.
実際,夜曲という訳もあるそうです.

そんな Serenade ですが,どんな曲に付けられる名前かというと,
……実は,ここがすごく微妙なところ.
時代ごとにすごく変わっているんです.
そして,最も面白いのが
"Serenade という言葉の意味に関係なく,慣習的な意味で付けられていることも多い"
(要出典.どこかでは読んだ気がするが)
という点.

私はこれがすごく気に入らない.
なぜかって,元の意味が
"室内の女性に向かって,窓辺に佇む男性が,彼女への愛を表現する音楽"
なんです.
ロマンティックでしょ?
慣習で.という理由で付けてはいけない名前だと思うのです.
エルガーを見習え!という話です.
(作曲家先生方に歯向かう気は毛頭ありませんが)

そんな,'小夜' も 'Serenade' も,ロマンティックな意味で使いたい.
そんな感情を,ない語彙と表現力を振り絞って,implicit にしようとしたのが,あの文章です.
最初に,小夜なんて気取った題名を付けておいて,ロマンティックな意味で使ってたんだよと言って終わる.
ああ,月明かりの小夜っていうのは,月明かりに載せたセレナーデのやり取りのある夜ような,ロマンティックな夜って意味なんだよ.
そんな気持ちになったから,この記事を書いちゃった.
私が moonlight serenade を作るなら (or 聞きたいのは) そんな真冬の夜なのかもね.

と,そんな気持ちの Implication でした.
ちなみに,'作る','聞きたい'.前者は男性的で,後者は女性的ですね.

ああ,私の moonlight serenade は冬の終わりが似合うのかな.

さて,どっちに読めるでしょう.
なんて,紀貫之じゃあるまいし.ね.
でも,そういうブログですから.なんて.

ところで

"そういえば,Moonnight Serenade って曲,有名だけどアレは 6 月の曲みたいね"

感情を露わにしながら,或いはその素敵な気持ちに酔いながら,そんな調子の文章が最後にコロッと気が変わる.
"さあ,お話はここまで"
"私の掌でのダンス,ありがとう.楽しかったわよ"
とでも言いたげに.
そんなところって,女性の魅力の一つだと思うんですよね.

なんて.そんな私の中の '素敵' が我慢しきれずに顔を出したのでした.

ああ,ラブコメは素敵なものだと思いますよ.いつだって.
人間って,それに一番特化した生き物だと思いますもの.
なんて,そんな話は,別の Note で.

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